オールボー、ホームステイ2日目-多分将来ここに住むな。-
【昨日の記事はこちら!】
その日は寒さで起きたんです。
そう、寒さ。
今8月よ!?どんだけ寒いねんって言ってリビングパーカー羽織って降りていくと、、
「あら、Wataru!なんでパーカー羽織ってるの?笑 暑くないの!?」って。
やかましいわ。笑 こっちゃブルブル震えてますよーおかあさーん。笑
ほらよく日本で見かける海外から来られた人で冬半袖の理由。なんとなーくわかった気がします。なんでもデンマーク、冬になるとマイナス10°cくらいになるんだそうで。。。。また行ってみて指が凍ってなかったらレポートしたいと思います。笑
そんなこんなで今日は、お母さんとホームステイ先の娘さんと城!に行くことに。
「さぁ用意していくわよ!」なんてお母さんの掛け声からわーわーっとまるで子供みたいに皆で車に乗ってさぁ出発!
その時思ったけど、「日本やったら、こんな事出来へんのかな〜」なんて。
車内でも本当に明るい会話で、いい家族やなーって素直に感じた所で左を見てみると、、
「うわぁ〜ええなぁ〜」って。僕の地元もなかなかの田舎だけどこんなに空が広くて、緑が鮮やかな所って初めてでした。まじカントリーロード頭の中でエンドレス。笑
これを毎日見てるのか〜って思ったらなんだか世界ってやっぱり広い。けど僕がここまで来れたって事は思ってる以上に狭いんやろうなぁって。飛行機でたった10時間でこれる距離になってるって思ったら、もっともっと世界を見てみたいって素直に思いますよね。
そんな事を思ってたら城に到着です。
うーん、城って言うよりもあれ、家。名前は「Voergaard slot」って言います。日本語でどう発音するかわかりません。デンマーク語で発音してもらいましたけどやっぱり翻訳は出来ませんでした。笑
15世紀、ルネッサンス時代に作られた建物で今でも人がここに住んでいるそう。いや、わかってると思いますけど当時の人たちとかではないですよ、そこらはんは悪しからず。
中の写真は禁止されていたのでお見せできませんがやはりフランスの文化が入ってきてるなーって感じました。
その中には、沢山の装飾とか色々あって「城」というより、「家」うん、家。
デンマーク語でガイドして貰っていたんですけどまぁ100%わからないからホストの娘さんクリスティーナに英語で翻訳してもらってなんとなーく理解。
なんでも1つの話があるそうで、、、
昔昔、1人のお嬢さんがこの城を作らせたそう。そして、そのフィアンセを殺す(←ここイマイチわからぬ。)その後に、それがバレて島流しになり、そのお嬢さんは死んでしまったんです。
けど、その怨霊がその城に行ってしまい色々とややこしい感じに。その時!1人の聖職者がその霊を成仏させて良い話〜
って感じ。実際そのお嬢さんの血が床に染みている部屋もあって急にホラーな城になってぞわぞわしながらその城を後に。
※なぜ島流しにあったお嬢さんの血があるのか、、、恐らく僕の英語を理解する能力不足のほかありません、、、ヒアリング、勉強しないとなぁ。笑
話変わるんですけど、ホラーってみなさん見れます?笑 僕ね、全くだめなんですよね「つくりもんやから大丈夫やって〜」なんていって見ようとする人、いつか呪われるほんまに。これ断言出来るから。ホラー好きには申し訳ないですけど何がええねん!って。
とりあえず話を戻します、、、ごめんなさい脱線癖、、笑
その後は、「ここオールボーには海があるの!見てみたい?」ってお母さんが。
ok!と即答で海へ!
広大すぎる。。。そして、寒すぎる。気温見てみたら10℃。。。みんな水着。僕パーカーに借りたニット。。。
どないなってんねんデンマーク人。笑
けど、ヨーロッパの北にこれだけの海があるってここでも地球の広さを実感。
あー、やっぱり旅って良いな。
僕時々思うんですよ。
孤独になるために旅をしてるんじゃないかな。
って。
日本にいると、知ってる人仲のいい友達。尊敬する先輩。お世話になってる方々。
これだけの貴重な存在がいてくださるから、僕はここまでこれてる訳で。
けど、思うんです。その温かい所にずっといてたらいい刺激にはなりますけど僕が僕で無くなる感じ。自分ってものが無くなる。
だから、自分を探しに旅に出て考えて、感じて。そして成長する。
「海外に出て、何をしたいの?どうなりたいの?」ってよく聞かれます。
僕にもしたい事とか色んな事はしています。それは時が来れば、自分が自信を持って言えるようになれば言いたいです。
でも、まだそんな所まで僕は来ていない気がする。まだまだ子供。それだったらもっともっと良い意味でフラフラして人間的に、自分的に成長したいかなって。そんな事をこの海、空を見た時に思ったんですよね。
人生って、正解がありません。日本にいたら出来ること出来ないこと。世間体。集団性。
そこで生きて行きたい!と思うなら僕はそれで良いと思うけど、僕はもっと自由に。ヒッピー的な思想を持って人生を歩んでいきたいかなって。
そんな21歳Wataruです、よろしくお願い致します。笑
家に帰って少し休んだら夕食。家族で一緒に。お酒を飲んでほろ酔いで外に出てみると、冬みたいな気温。もう慣れてます。
空を見上げると、空いっぱいに広がる星。何時間でも見れるんじゃないかな。
その時に、クリスティーナに「羨ましいわ。」って言ったんですよね。
けど、その時にこれを言って良かったんだろうかとか色んな事を考えて。
みんな生まれる場所とか国とか選べないですよね、その環境が嫌いな人とかいると思うんです。
だから、むやみに自分の価値観ってものを口に出していまうとキズつけてしまうんじゃないかな。
彼女はその環境が好きで、「日本も良いところ!」って答えてくれたんですけど旅に出ると色々と考えすぎてしまうのかなって2人で話して笑いあって。
将来自分がしたい事をし尽くしたら、ここに住みたい。
そんなデンマーク、オールボー。